- 2017/09/19
- 【コラム】内定辞退を食い止める~心理学を活用したアプローチ②~
前回までのコラム
内定辞退を食い止める~心理学を活用したアプローチ①~
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前回は、『マズローの欲求5段階説』をご説明しました。
人間の欲求には段階があり、低階層の欲求が満たされて初めて次の階層の欲求や成長を求めるもの。
適切なタイミングで適切なアプローチをすることで、不安の払拭だけでなく、自社への共感や志望動機の形成も期待できます。
一方、訴求のタイミングを誤ってしまうと却って不安を煽り、内定の辞退という最悪な状況にも陥りかねません。
今回は、就職活動時期を大きく3段階に分け、それぞれに想定される学生の悩みについて考えていきたいと思います。
【第1段階】 “ 社会人になること ” の不安
2016年卒学生の採用から、会社説明会などの広報活動解禁時期が3年12月から3月へ変更となりました。
更に2017年卒からは、面接などの『選考活動』解禁時期が4年の8月から6月へ短縮。
自己分析や業界・企業研究に割ける期間が短縮されたことにより、夏休み頃からインターンシップへ参加する学生が年々増加傾向にあります。
今年は、 “ 冬季インターンシップ ” という言葉もよく耳にするようになりましたね。
この【就活サイト解禁=広報期間の前後】で学生が抱えやすいのは、学生から社会人への環境変化へ対する不安といわれています。
まずは ≪ 印象付け ≫ で関係構築を
「自己分析をしたい」「業界に興味がある」「まずは就活に慣れる」
インターンシップや説明会に参加する理由は学生それぞれ異なりますが、
・“社会人になる”とは、”働く”とはどういうことか
・今までの生活スタイルはどのように変わるのか
・そもそも自分は、自立した社会人になれるのだろうか
など、初めての就活に対して誰しも漠然とした不安を抱えているはず。
説明会やインターンシップは、学生との貴重な接点構築の場であり、「せっかくなら自社アピールを…」と考えたくなるものですが、
選考辞退防止や他社との差別化を狙うのであれば、まずは上記の不安を前提としたプログラム構成をおススメします。
働くイメージが膨らむセッションや、不安を相談しやすい環境づくりを心がけることで
初めは志望業種・職種でなかった学生にも、自社をしっかり印象付けることが可能です。
説明会などに取り入れやすいポイントをまとめましたので、参考にしていただけましたら幸いです。
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〇 社内だけでなく、業界の特徴や自社のポジションなどを解説する
〇 ビジネスゲームなど、楽しみながら業務を体感できるワークを取り入れる
〇 学生自身の過去や経験を振り返ることのできる時間を設ける
〇 歳の近い若手社員など、実際に働く仲間の様子を紹介する
〇「就活相談」などを通じ、人事担当と距離を縮め相談しやすい関係構築をする
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また、最近は『教育制度の充実』を重視する学生が増えてきていることから
早期のうちに研修を体験させることも他社と差別化する手法の一つ。
こちらのページで豊富な事例をご紹介しておりますので、よろしければ併せてご覧くださいませ。
次のコラムでは、第2段階をお伝えします。
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